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近過去状況

2010.05.03 (2)

 (少し未来へ戻る)

2010.05.03 (1)

石橋 宏典「事故はなぜ起こる!?」メディアファクトリー

 交通事故の科学捜査官が、いろいろな事故のちょっと意外な真相を探っていくノンフィクション。交通事故といえばまず不注意・速度超過・飲酒などがありがちな原因だが、それ以外にも特殊な道路環境や人間の錯覚などが要因となる場合があり、また安直な現場検証により間違った事故状況・過失割合が作り上げられてしまう場合がある。本書はそういった事例の真相に迫る過程を紹介しながら、あまり知られていない危険への注意を促している。

 この本を読んでいると、なんだか悲しくなってしまう。著者も「悪しき縁(えにし)」と表現しているところだが、事故には綺麗な終わりというものが絶対に存在しない。科学捜査官の尽力によって死の真相が分かっても、間違った過失割合が訂正されても、誰も事故の前に戻ることはできない。真相と賠償を受け入れることで、無理やり納得するしかないのだ。そこに本質的な救いはなく、関係者の苦しみはずっと消えることがない。

 救いのなさに加え、痛ましさからも涙がこみ上げてくる。真実に生易しさはない。被害者はこういう風に吹っ飛ばされて、ここを強打して・・・、という生から死への生々しいプロセスを示されると、やりきれない思いがする。自動車の運動エネルギーを基にしたただシンプルな物理現象に、逆らえずどうしようもなく死んでいったのだ。

 救いようのなさと事故被害者の無念は、本書の全体からひしひしと伝わってくる。このどうしようもなさが、死というものの重さなのかなと考えたりする。遠くの出来事だと他人行儀で読むことは、ちょっとできない。

 なお、蛇足な話題も付け加えさせてもらうと、文章が非常に読みやすくて感心した。報告書を書いて戦うことで飯を食ってる人らしい、単純明快で筋道の通った文章構成だ。見習わねばと思う。あともっと蛇足な話題だが、AT車のアクセル・ブレーキ踏み間違え事故の真相もこの人なら知ってるのだろうか。いくら検索しても、運転の上手い下手だの、左足でブレーキを踏むのが良いだの悪いだの、そんな水掛け論ばかり。正当らしい原因と対策がまったく見えてこない。これじゃ、怖くてAT車が買えないよ。

2010.05.02

インドネシア発、謎のダンスミュージック「ファンキーコタ」

 能書きはいい、まずは これ を別窓で開いて、聴きながら続きを読んでいただければ。(アカウントが無い方は、にこ☆さうんど#からどうぞ)

 こんな楽しい音楽があっただろうか。ファンキーコタ(FUNKY KOTA/FUNKOT)と呼ばれているインドネシアの土着音楽で、最近になって日本に紹介され密かに盛り上がりつつあるようだ。欧州の高速ダンスミュージック(ハードコア類)とは全く別の文脈で進化してきたらしく、アジア的なチープさエネルギッシュさが魅力的。まだ国内での規模が小さく将来性は未知数だが、ひょっとしたら'10年代の一大ムーブメントになるんじゃなかろうか。ぜひとももっと盛り上がって欲しいし、応援したい。そんな気持ちを込めて、こんな誰も見てない場所ではあるが好きに紹介させてもらおう。

 レオパルドンのイルカがせめてきたぞっ・・・レオパルドンの高野政所氏が、日本におけるファンキーコタ研究・布教の第一人者だ。同氏の書いた記事を眺めれば、大方の概要と最新情報は把握できる。ロックにしろジャズにしろ、すでに成熟している音楽ジャンルというのは「どこから入ればいいのか分からない」敷居の高さが多かれ少なかれあると思うが、日本におけるファンキーコタはまだ研究途上。今なら全部の情報を網羅することも難しくない。

 あれはFunkykotaだねぇ。・・・政所氏と並ぶ J-KOTA(国産ファンキーコタ)実力者と思われるのが、suama 氏。アニソンのリミックスを得意とする。→ J-KOTA MIX 自作ファンキーコタを繋げてみた!‐ニコニコ動画(9)

 STDK(スットコドッコイ)・・・かつて、この音楽を紹介する際に多用されていた表現。わけありで「もう使わないで!」とされているのだが・・・。この独自の音、この無理やり乗せられてしまう感じを、これほど的確に表せる言葉が他にあろうか。大きな声で主張できなくなろうが、この音楽の魅力は STDK さにある。

2010.05.01

松 智洋/集英社スーパーダッシュ文庫「迷い猫オーバーラン! 〜拾ってなんていってないんだからね!!〜」

 ヒロインの名前が覚えられない!!

 新幹線で長距離出張することになったので、時間つぶしに読む本を探す。電車といえばラノベだ。予期せぬタイミングでちょっと濃い挿絵が出てきた刹那の恥ずかしさがたまらない。ページを隠さず、誰かに白い目で見られる前に速やかに読み進めて次のページへ!もちろん、「それ系だな」と思われていないほうがよりアクシデントらしいアクシデントになるから、表紙はカバーで隠すべし。それがラノベのたしなみと言うもの。ちなみに、たいして吟味せず、なんとなく気に入った表紙のを購入(ラノベに限らず、表紙を隠すくせ表紙で本を選ぶタチだ)したら、絵はおなじみの絵師さんでしたこんにちは。いつもお世話になっております。

 さて。個人的には残念な印象が強かった一冊。まず冒頭で嘆いたように、登場人物がコテコテの定型キャラばかりで、顔も名前もないのだ。幼馴染ツンデレに、高飛車お嬢、おねえぱい、あと不思議ちゃん。なんだか、VIP の「新ジャンル」スレみたい。それで、例えば高飛車と不思議ちゃんが絡むと大体こんなやりとりになるよな、ってのを忠実にやってくれるのだ。定型キャラを駒に、ありがちな会話、ありがちなアクシデント、それだけで物語が進んでいき、気が付けばあっさり読み終わってしまう。良く言えば安定感があり軽やかな読み心地、悪く言えば復習あるいは再放送。古臭いというわけではないが、新しく心に響くものが無い。ちょっとは、予想の斜め上を目指してもいいのではないかと思う。そりゃあ、新ジャンルを開拓することイコール面白さだなんて思いはしないけど、何か斬新なシチュエーションを、一つくらい取り入れてほしかった。赤面と笑いと涙を狙って、もっと奔放に攻撃的にやってほしい。あるいは、鬱陶しくない程度の深みを持たせてほしかった。「人助け」や「ケーキ」に関するマニアックな知識・こだわりが物語の核心に絡んでくるとかね。

 もう一つ残念というか鼻に付いたのが、ちりばめられたヲタなネタ。「この無口さは!チルドレンとかヒューマノイド・インターフェースとかに違いない!」みたいな台詞があったりして、うんざりしてしまう。誤解されないよう言っておくと、ヲタネタが悪いと言っているわけではない。ましてや、ヲタネタの代わりにクラシックや神話や分子生物学のネタを持ち出せば高尚なのだなどとアホなことを言いたいわけでもない。ただ、その使い方が内輪ネタ的で、閉鎖的な方向なのよね。つまり「知ってる読者は笑ってね!」以上でも以下でもない、えらく低俗なネタの使い方だ。よくあるクラシックなどのネタはそうじゃなくて、読者が知ってるか知らないかはともかくで、いろいろな目的で使われている。謎解きの鍵になったり、舞台のイメージを強める小道具であったり、単にうっとりしながらそのものの魅力を読者に伝えようとしていたり・・・。要するに、世界を広げる方向に使われているのだ。ベクトルが真逆だ。まあ無理にヲタネタを外向きに使えとは言わないけど、それでもパロディやオマージュといった高度な手法はあるわけで、それならもっと楽しめるだろうにと思った。

 定型すぎるキャラと閉鎖的なヲタネタとの二点から言えるのは、この作品がひどく保守的あるいは内向きだということ。閉じた世界で生まれ、閉じた世界へと還っていく。その内側をよく知っている我々読者にとっては、非常に安心してスラスラ読めるという利点もある。ただ一方、あまりにも刺激が無さ過ぎる。ジャンクフードを超えて、もはやドッグフードでしかない。五感の働く必要も無い、記憶の再放送。読んでる間、間違いなくおれの頭は居眠りしていた。

 しかし、少しはポジティブに物事を考えよう。以上の酷評は、おれがその手の知識に明るいという前提の上に成り立っている。「卒業」した子供の「飽きた、つまらん」と大差ないとも言えるのだ。ならば、その前提を崩してみたらどうなるか。ラブコメはあまり知らず、ツンデレと言われてもいまいちピンとこない、そんな読者からすれば・・・。そうすると、これはなかなか優れた入門書になりうる。定型キャラや定番展開は、逆に変なクセがないということ。おそらくは取っ付き易いし、読破すればより濃い作品にもスムーズに入っていけるだろう。最初からあまり濃いのに行くと「これは酷い・・・」で終わってしまう可能性があるが、その点こっちは安心だ。平成日本の善良な学園で、(ちょっと個性は強いが)普通の少年少女がドタバタするという、好き嫌いの出にくい設定。困ったヒロインたちの扱いをよくわきまえている主人公。置いてきぼりにされることなく読めて、一度読めば他の作品でも「こういう言動をしてるということは、こういう性格・立ち位置なんだな」「こうなると、こういう方向に展開していくのがお約束なんだな」とスムーズに読めるようになる。教科書的な面を持った作品だとも言える。

 さて、こんなしょうもない感想を長々と述べて「お前はラノベに何を求めるのか」と突っ込まれてしまいそうなので、先に答えておこう。ラノベに求めるものは二つ。恥ずかしさと、スムーズな読み心地だけだ。見てるこっちが恥ずかしくなるほどの、拙くて非現実的で甘ったるい恋愛模様!それを、高尚な長文や変なヒネリのない、マンガ的なライトな文章ですいすい読み進めていく!それ以上の何を望むというのか。読み心地については悪くないと思うけど、ちょっと恥ずかしさが足りなさすぎた。家に二人きりで気まずいとか、アクシデントで裸を見てしまうとか、そんなのありがちすぎる。もうひとひねりが必要だ。過激な方向に走る必要はないが、もっとニッチに、もっと奇抜に行って欲しい。簡単に言えば、思う存分に妄想・欲望をぶつけろ、売れ筋を狙うよりも変態を貫け、と。言いたいことはそれだけ。・・・どなたか、いい感じのラノベを紹介してください。

2010.01.17

 はい、そんな感じで今年もよろしくファー、ブルスコ!

kina30.jpg (49,455 bytes)  自転車の調子が悪いのでチューブ交換に初挑戦した。 とりあえず自転車を自室に引き上げてみる。なにぶん未体験ゾーン、どれだけ時間が掛かるか分からないからだ。

 床に新聞紙を敷き自転車を逆さまに置くと、急に部屋が秘密基地風になる。 一度は憧れたことがあるような、ドック、ガレージ、研究室、作業場、修理工場、 ・・・そういった類の場所の空気が漂い始め、これはなかなか絶妙な感じだ。

 作業をしていると、つい雰囲気に酔ってくる。言い換えれば専門家気取り、あるいは直すことへの無義務感。 だんだん、さっさと修理してまた乗りたいよりも、とことんいじってみたいのほうに気持ちが偏ってくるのだ。 「最悪ぶっこわしちゃっても、もっと上等なのを買えばいいよね」なんて悪魔の声が聞こえてくる。 「ですよねー」とまともに調べもせずネジを外すのは当然として、明らかに必要ないところまで手が滑り始める。 道具も最初は借り物でやっていたのだが、いてもたっても居られず上等な奴を買い揃えてしまった。 ただのチューブ交換のはずが、妙に工数と費用が膨れ上がっていく。

 まあ、結果は別に面白いことはない、案外簡単に直ってそれだけだ。 歴史が長いだけあって自転車の構造って洗練されてるんだなあと、月並みな感想を持つのみに終わった。

 あと、とある政治家の調子が悪いので心臓手術に初挑戦した。 とりあえず患者を自室に引き上げてみる。なにぶん未体験ゾーン、どれだけ時間が掛かるか分からないからだ。

2010.01.10

kina29a.jpg (21,704 bytes)

 実家のおれの部屋。年末に帰ったので、この積んであるガラクタを少し片付けようとしたんだけど・・・。

 画像中央、白い箱と、その上の白い紙袋との隙間にご注目。

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 うわああああああああああ!!!!!

2009.12.26

君に、胸キュン。

 ・・・まあその、酔って泣き上戸で見苦しい文章を書き立てたのも、あわただしい年末なら見逃してもらえるでしょう。 あれじゃ昨日おとといなどずっと沈んでいたのかというとそんなことはなく、むしろいろいろおいしいもの食べて上機嫌。 言ってることとやってることがデタラメじゃん。 食い物に釣られるなんて。安っぽいと思うけど、でもそんな自分が大好きです。

 それでまた23日の話になるのだが、ケーキに幻惑された。 AzSC でなんとなくアニメ系の局を聞いていて、 ビビビッ!と来た曲を検索してみたらこんなPV。 この時期に、こんな劇的にケーキを見せられてスルーできるわけがないでしょ。ねえ。 おかげで、イチゴを並べた立派なデコレーションケーキの幻想にずっとモヤモヤさせられる羽目になってしまった。

 正直イチゴは苦手なのだが、イチゴのケーキだけはなぜか大歓迎なのです。 どどーんとテーブルの真ん中に置いて、どどーんと眺めて、どどーんと食べたくてしょうがない。 30cmを超えていて欲しい。それでこそ一流だ。あと必須事項ではないが、二階建てもなかなか魅力的なオプションだと思う。 飴細工?砂糖細工?の人形なんかもあるとゴージャス。

 しかし、仮に買ってきても一人で食べるんじゃ、数日掛かりになって挙句食べきれずに泣く泣く処分となるのは間違いないだろう。 一人暮らしの限界という現実の前に、夢が立ち消えていく。ああ、くやしいのう。 結局は33%引きになったコンビニケーキを買って、今朝食べてお茶を濁してたところだ。 お茶を濁すと言っても同じイチゴのケーキだし、味も文句なしなのだけれど。 いつかはあんな立派なケーキを。ま、見るだけなら手はありそうね。

ブックマークの掃除など

 ハードディスク 大量搭載実験研究サイト ハードディスク番長 ・・・「ケース」や「システム運用キット」などと格好つけず、「マウンター金具」という堅実な表現を選ぶのが町工場魂。 最近、USB 外付け HDD の挙動がおかしいので「寿命」などの記事を読み、それはさておき結局新しいのを買った。 結局買うしかないんだから、読んでもしょうがないのは最初からわかってるけど。 ・・・さて。挙動がおかしいどころかだいぶ重症だ。 引越し作業をしてるとしょっちゅう、アクセスランプが点きっぱなしになって作業が止まり、 再起動するよりしかたがない状態になってしまう。 特定のファイルが死んでるわけではないようなので、わけがわからない。やべー。

 医学都市伝説 ・・・医学、料理、劇場、コンピューターなど、淡々とした雰囲気でなんだか話題の幅が広いブログ。 気になる記事があってブックマークしたのだと思うが、今更よくわからないので開放。

 日刊オシエテ - 教えて!goo ・・・旧「スタッフ厳選おすすめQ&A」。 何ヶ月か購読?してたのだが、今月初めにリニューアルがあってから見なくなってしまった。 なんだろう、なんとなく愛想が尽きてしまって。 デザインが間延びして文字情報密度が下がったから?名前? 記憶が定かでないが、リニューアル直後はページのど真ん中にでかでかと広告がいた、 あるいはトップの質問が広告じみた鬱陶しいものだったような気がする。 まあなんにしても、ピックアップ回答を「・・・全文を読む」で元記事に誘導しちゃうのは一つ設計ミス。 ノイズの多い個々の質問記事まで読みに行かない人は、おれだけじゃないと思うけどなあ。 ブログのトップだけでも話が完結してるというのが良かったのに、残念。

 地図ガキ ・・・定番な地図サービスサイト「Mapion」の、おそらくあまり知られてないサービス。 地図を見ている状態から右上のほうの「らくがき」を選んでも使える。 あまりにもワイルドなインターフェースにびっくり。小さいお子さんが喜びそう。 そして「画伯の殿堂」も必見。なんか職人いるし、寸評も実にいい雰囲気。 フォーマルなサイトだと思っていたのに、はじけ過ぎてて楽しい。意外な一面を知ってしまった。 ちなみに「画伯の殿堂」の中では個人的に「ちーばくん」「お母ちゃんわからへんわー」あたりがツボに命中。

2009.12.23

サンタのいない12月

 サンタクロースをいつまで信じていたかなんてことが、たわいもない世間話になることもある。 小さいお子さんのいる方が多い職場なので、今の時期は「下の子はまだ信じてるんだよー」 「何が欲しいか、サンタさんへの手紙を書かせるんだけど」なんて話題で盛り上がる。 でも、おれはそんな話題にいまいち乗り切れないのだ。 自分が親の立場じゃないのはまあそうだが、子供の立場を考えるにも、まずサンタクロースを信じたことがないからだ。 かといって、嘘だと思っていたわけでもない。おれにはサンタクロースが「居なかった」のだ。

 サンタクロースが居なかったなどと言うと、プレゼントを貰えなかったなどと憶測されるかも知れないが、 なんのことはない単純に、物語や歌や幼稚園のクリスマス会に登場する「サンタクロース」と、 この時期に自分が「ちょっといい物がもらえる」事実とをおおよそ結びつけて理解していなかったのだ。 絵本の中に、トナカイのソリに乗り世界中の子供にプレゼントを配る老人が登場して、 ある決まった日にその仕事をする「という設定」らしい。 12月頃になると玩具なんかがたくさん売り出されて、デパートのチラシもくるので、一個ぐらいはなんとなく手に入る。 まあ親かその知り合いが、それとなく察して買ってきてくれてるのかもしれないけど、誰がどうやって入手するのかはさて?興味なし。 だいたいそんなところが、小さい頃の自分の理解だったのだと思う。 我ながらほんとに、ほんと、ドライでかわいくない子供としか言いようがない。

 しかし、考えてみればそもそも、両親がサンタクロースについて力説してくれたことがなかったような気がするのだ。 「何が欲しい」を聞かれたことはあるかもしれないが、「いい子にしてればサンタさんが」なんて言われたことはないのではないか。 事実の提供のみで、夢を与えてくれなかったのではないか。どうも、そうだった気がしてしょうがない。

 なので、「子供がまだ信じてる」なんて話や、「苺ましまろ」か何かの作中だったと思うのだけれど 「このまま無理に事実を隠し続けるのが彼女のためなのだろうか」なんて苦悩を見ると、つい嫉妬してしまう。 残酷なほどに、自分に縁のない話だ。そして、自分の暗い影を露呈させる話だ。 一瞬でも純粋な夢を持っていたのと、最初から夢がなかったのとでは、天と地の差だと思うのだ。 小さい頃に純粋な夢を持ったことがあれば、叶ったとしても砕け散ったとしても、きっと次々と夢を持つことができるのだろう。 逆に小さい頃に純粋な夢を持った経験がなければ、大人になっても夢が持てないのに違いないと思うのだ。 もはや、大抵の自分のやりたいことを突き詰めれば、夢を持ったまともな人間を装うためであるとか、 でなければコンプレックスの裏返しであるとか、そういう後ろ向きの理由しか出てこない。 それが、夢を持たずに大人になったおれの現実だ。

 どうして、どうして、こんなことになってしまうなんて。 それもこれも、おれにサンタクロースがいなかったからだ。 今なら罵倒するだけで許します、出てきなさい!出てきてください。

2009.11.22

 ライフラインを断たれて。

 今日はなにかの点検か工事らしく、寮の電気・ガス・水道が止められている。 「8:00 から 17:00 まで停止します。ご協力お願いします」だそうなので、とりあえず朝から漫喫に駆け込む。 あと、風呂がシャワーだけになってしまう(浴槽の掃除ができない)ので、ちょと久しぶりだが外風呂にしよう。

 にしても、そういう重要なことを、わずか一週間前にアナウンスするかね普通。どうなってるんだ、うちの会社は。 確かに、冷蔵庫の中身の処理くらいなら、それでも十分かもしれないけどさ。 電気・ガス・水道を止めるということは、要はどこか出掛けてろってことですよね? もっと早期のアナウンスはできなかったのか。あるいは寮が無人になる年末まで引き伸ばせなかったのか。 というか、よく見たらその工事情報、一ヶ月も前の日付じゃないか。誰だよ止めてたの。ほんと、、、うちの会社は。

やまもと&のりお

 先日ニコニコ動画で見つけて、すっかり虜になってしまったのがこれ。 「やまもと」氏のゲーム実況プレイシリーズ

 見ている中では、初代ポケモン(赤)をバグらせながら強引にプレイするシリーズが素晴らしすぎる。 運任せのバグ技ゆえ超展開の連続であり、もうすでに企画だけでも面白いのだが、それを絶妙に料理するのがやまもと氏の人柄。 ポケモンの扱いがあまりにもえげつない。 「改造手術」(バグ技)は容赦ないし、ニックネームは乱暴だし、予想外の展開への解説(解釈)も酷い。 その8まで、3時間ほど掛けて一気に見たのだが、笑いすぎて涙が止まらなかったよ。 とりあえず、ポケモン初代を知ってる世代は必見だと思う。

 あとは、マリオギャラクシーの二人プレイもなかなかの絶品。 こっちは、最初はまるで面白くない。「あっ、ヘタクソ!」「あ〜あ」と思うばかりで、スーパープレイも粋な発言も無い。 「まあ、自分もやったことないゲームだから、映像だけ眺めてても退屈はしないよね」なんて思いながら見てるとビックリ。 いつの間にか、一緒にプレイしている「のりお」氏の、独特な雰囲気の虜になっているのだ! よくもよりによって、こんな凄い相棒が居るよな。 掛け合いの一つ一つに和まずに、あるいは笑わずにはいられない。 おれは素直に嫉妬する。おれも、こんな相棒のいる学生生活を送りたかった!

 ・・・よし、そろそろいい時間か。やっぱり自分のキーボードじゃないと落ち着かない。 高級入力デバイスを装備した漫喫ってないのかしら。

(2010/05/09 修正メモ:実況プレイヤーやまもとを応援するコミュ-ニコニコミュニティが死んでるので、【実況】やまもと&のりおコミュニティ-ニコニコミュニティに文中リンクを変更する。あとバグポケモンのリンクがなかったので追加する。

20XX.XX.XX

 君はもう少し未来へ行く、 あるいはもう少し過去へ。

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Last Modified: 2010/05/09
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